産業社会と人間の授業【後編】~1年次「知らないと損する!?『職業の今』」
色々な職業を知ることって、難しいですよね。高校時代ではそもそも情報が少なすぎますし、社会人になったら専門外のことを学ぶチャンスも少なければ、時間的な余裕もなくなってしまいます。
だからこそ専門家の方々の生の声を聞くことのできる「職業人講演会」というプログラムを洛陽総合高校では『産業社会と人間』の授業の中で取り入れています。「職業人講演会」は外部からそれぞれの職業の専門家の先生方を招き講演をして頂くというプログラムです。普段は知ることない職業の「今」や「裏側」を話して下さいます。
今回は「農業兼小売業」「電気工事士」「旅館経営業」「看護師」「空撮カメラマン」「自衛隊」「警察官」という7つの分野の職業人に来て頂きました。では、その1日の様子を写真で振り返ってみましょう。
【内海彰雄さん うつみ農園】
内海さんは農作物の生産はもちろん配達、加工食品の開発に取り組んでいます。少量多品目栽培をモットーに1年に60種類もの農作物を、虫がつきにくく、病気になりにくい養液栽培で育てています。また農作物を売るという観点でも「いちご祭り」や「新米祭り」といったイベントを展開しユーザーとの対話を大切にして業務を展開しています。
内海さんの作られたカンヅメやパンフレットもご紹介頂きました。新しい農業の形がありありと伝わってくる講演でした。
【三村朋寛さん 尼崎電機株式会社】
電気工事士の三村さん。電気工事士はビル、工場、商店、一般住宅などの電気設備の安全を守るための工事が円滑に行われるために手配する専門職です。私たちの生活が知らないうちに守られていることを知ることができました。
【杉村賢介さん 杉村旅館業経営者】
旅館業を営む杉村さん。旅館業だけでなく、貿易業も運営しておられます。安価な宿泊施設であるゲストハウスの魅力などや、ご本人の人生経験も語って頂きました。
【吉田博美さん 看護師(NPO法人学進育成ラボ)】
看護師の吉田さん。病院での1日や、1日あたりの患者数などといった基本的なお話から、施設の紹介や、看護師としての研究など普段知ることのない看護師の実態についてお話頂きました。
【萬谷俊裕さん 空撮カメラマン】
「インターネット広告事業」「プロモーション撮影・コンテンツブランディング」「ドローン撮影・配信コンテンツブランディング」などと多岐に渡る事業を展開しておられる萬谷さん。当日は実機のドローンを持参して下さり、ドローンを用いた事業の説明や、実際のプロモーション動画も見せて下さいました。他にも企業を立ち上げた理念や思いなどもお話して下さり、生徒達にとっても興味深い講演でした。
【遠山泰隆さん 尾崎聖織さん 自衛隊】
自衛隊の名前は知っているけれども仕事内容や1日の流れまで知っている人は少ないのではないでしょうか。遠山さん、尾崎さんのお二人に来校して頂き陸海空それぞれの1日についてお話して頂きました。
【深町雅俊さん 警察官】
警察官についてもその細かい仕事内容まで知る人は少ないのではないかと思います。深町さんに警察組織の役割分担からそれぞれの役職の詳しい仕事内容まで説明して頂きました。
職業の『今』の在り方を知るということは生徒にとっても人生の「きっかけ」の一つになったかもしれません。このようなプログラムを体験できる洛陽総合高校の学び。皆さんも体験してみませんか?
◆関連URL
産業社会と人間の授業【前編】~1年次「一攫千金:新しい職業のカタチ」
https://rakuyosogo.sakura.ne.jp/info/6976/