【令和3年度 入学式】未来をデザインしていくために〜生きる技術を身につける
座右の銘という言葉があります。生きていく中で自然とそういったものを持つ方もいるでしょうし、面接試験のためにそれらしい座右の銘を用意した人もいるかもしれません。
ところで学校にも座右の銘のようなものがあることはご存知でしょうか? より正確に言えば「座右の銘」ではなく「立学の精神」というものが私立の学校には必ずあります。
では本校の立学の精神とはどのようなものなのか。入学式でそのことについて触れられたので、その1日を振り返ってみたいと思います。
4月8日(木)入学式が行われました。
新しいクラスメイト、新しい環境、新しい校舎。緊張感のある雰囲気が漂う中、令和3年度の入学式が挙行されました。今年は252名の新入生が本校に入学しました。
ご入学おめでとうございます。
さて、入学式の校長先生の挨拶として洛陽総合高校には実現したい教育の目標があることをお話しされました。
それは「生きる技術」を身につけてもらうこと。
これは本校の創立者である土屋せい先生が立学の精神として掲げた「人は実社会で生きる力を持たねばならない」という彼女の魂の叫びを引き継いだものです。
当時は女性が就ける仕事が少なく自立して生活することが難しかった時代。土屋せい先生は裁縫という職業的技術。つまりは力を身につけていたからこそ、経済的にも自立することができました。
校長先生はそれを受けてこうお話しします。
「いつの時代でも生きていくためには力が必要だと」
「では現代のように変化の激しい時代においての生きるための力とは何か」
「それは、環境の変化に適応し、学習し続け、自らの人生をデザインしていくことではないでしょうか」と。
本校ではたくさんの学びの機会を用意しています。
それらをきっかけに、自分にとって価値のある目標を見つけ、チャレンジし、解決する力を身につけること。そして自分自身の強みや弱みを知り、自分の生きる道を選び取っていくことが重要だと校長先生語ります。
「こういった思考力が変化の激しいこれからの実社会において、生きる技術そのものとなるでしょう。これから洛陽総合高校の先生たちと一緒に一人一人の最高の人生をデザインしていきましょう」
というメッセージを新入生に送りました。
高校生活の最初の1年間は、これからの進路や生き方をデザインしていく上でとても大切な時期です。新入生の皆さんが思い描く未来を実現できるように教職員一同、力を尽くしていきたいと思います。