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【調理系列】特別講師、たん熊宮社長の調理実習

10/6 (水)に調理系列の3年次で行われた、調理実習の様子についてお届けします。

今回の調理実習は、たん熊の宮社長を特別講師にお招きして行われました。たん熊は昭和3年に創業し、戦後も両千家をはじめとして、谷崎潤一郎、吉井勇先生等の文人墨客、その他さまざまな方から愛されて続けてきた、京料理界一、二を争う老舗です。

洛陽総合高校では、自分の興味や関心、将来の目標などを考えて系列を選び、2年次から系列ごとの授業が行われます。
調理系列には、調理や製菓の専門学校への進学や、調理関係への就職を目指した生徒が学んでいます。新型コロナウイルス感染症の拡大防止に最大限の留意をしながらの調理実習になりましたが、生徒たちは一生懸命に取り組みました。

授業は、宮社長の実演から始りました。
今回の調理実習のねらいは実際にプロとして現場に立っておられた方の技術や知識、専門性に触れることにあります。
宮社長は調理の一つ一つに丁寧な解説を入れてくださり、生徒たちも身を乗り出してその動作に注目していました。




生徒たちは、宮社長が解説してくださった「焼茄子ステーキ とろろがけ 山葵」、「秋鯖みぞれ煮 法蓮草添え」、「鰻ざく」から「焼茄子ステーキ とろろがけ 山葵」と「鰻ざく」を調理します。
新型コロナウイルスの影響で、これまで満足に調理実習ができなかった生徒たちは、限られた時間の中で調理を進めることや、二品を同時に調理することに苦戦します。
しかし宮社長のサポートもありながら生徒たちは料理を完成させることができました。




調理系列では今回のような調理実習以外にも、調理について、テーブルコーディネートやマナーについて、食品についてなど様々な授業があります。
そして、これらの授業で学んだことを家庭や仕事でいかしたり、専門学校への進学でさらに高い専門性を身につけさせたりすることを目標にしています。

授業後生徒は「普段の授業ではできない、貴重な体験をすることができました。実際にプロとして調理場に立たれている方なので、手際の良さから専門的な知識、盛り付けの細部に至るまで、すごいとしか言えません。」と語ってくれました。

◆関連URL
京都の日本料理・懐石料理 たん熊北店
https://www.tankumakita.jp/