夢を描き続けること ―全校集会 校長訓話―
先日行われた全校集会。校長先生の訓話は文化祭についての振り返りから始まりました。
「文化祭を通して、皆さん一人一人がエネルギーをたくさん持っていると感じました。
そのエネルギーの向かう先が、皆さんそれぞれ見つかれば素敵ですね!」
続けて校長先生は、最近あらためて感じたことを生徒たちに向けて話します。
「改めて夢やロマンを持つことは大切だということをお伝えしたいと思います。皆さんの普段の生活の中で『こうなったらいいな』と感じることがあるでしょう。
私は起業家や新規事業にチャレンジしている会社の社長さんと話す機会があり、つくづくそう思うことがあります。彼らは実現したいことを、一歩一歩着実に実現しているのです。」
そして、岐阜県高山市で活躍されている社長さんとお話しされたことについて語りはじめました。
「高山市で出会った社長さんはとてもロマンティストなのです。この場所を使ってこんなことをしていきたい!ということを、前々からお話をされていました。2年前にワイナリーを作りたいという話をされていたのですが、今年、もうワインを作って販売までされていました。着実に実行されていました。」
「私は起業家の方と、ロマンをロマンで終わらせないためにはどうしたら良いのか、ということについて意見交換をしました。」
校長先生は一呼吸おいて、話を続けます。
「皆さんが『こうなったらいいな』と思い描いたイメージを細かく色付けしていくこと。そして、イメージを膨らませて、動画にしていく作業が重要なのだという結論でした。ラフスケッチをラフスケッチのままにしないことなのだそうです。
皆さんはいかがでしょうか。『夢を描いてもね、現実は厳しいから』と、細かく具体的にイメージをすることを、諦めてしまうことはないでしょうか。
例え今は足りていないことがあったとしても、夢を描き続け、色付けしていくからこそ、新しく何かを生み出すことができるのですね。」
校長先生は、最後にこのような言葉で訓話は締めくくられました。
「皆さんの中には、エネルギーをもて余している人がたくさんいると思います。ぜひ、夢を描き切る作業を大切にしてください。そうすると、色んな良い出会いや、物事が引き寄せられてくるのです。」