フィールドワークで「京都らしさ」を探し出す!? ー京都らしさを考える授業「京の町歩き」ー
本日は「京の町歩き」という授業をレポート。
今年度からスタートした新しい授業になります。
世界的に見ても特殊な町である「京都」
「京都」に根付く人として、知っておきたい「京都らしさ」を探求する授業です。
教室に集められ「円町」という京都のど真ん中で、「京都らしい風景」を実際の町の中で探すという課題を
突然、与えられた学生たち。
グループに別れ、片道30分という与えられた制限時間内に課題を解決する方法を話し合いながら
町に飛び出します。
そもそも京都に生まれ育った彼女たちは京都「しか」しらない
町の中に空を遮るほどの大きい松の木があっても、その樹齢に驚愕することはないし、
町家があってもそれはただの住宅なんです。
京○○なんて、どんな看板にも「京」がついている不思議さなんて、
それらが当たり前になっている彼女たちには、なかなか気づくことのできないのは、
なるほど仕方のないことなのかもしれないなぁ
と、町中にあふれる京都らしい風景を尻目に頭を抱える生徒をみて、考えさせられました。
というわけで突然、先生から課題を与えられ町に放り出された学生たち。
まずは歩きながらのGoogle検索。
ネット検索は「京都らしさ」を教えてくれるのか?
「京都らしさ」
↓
Enter
↓
「寺社仏閣」
とにかく、近くの寺社仏閣に向かい、提出用に「京都らしい風景」を背景に「自撮り」。
なんとか課題をギリギリクリアした彼女たちは、いつもと違う知らない道に戸惑いながら
時間内に教室に戻るために、花園の路地を駆け抜けます。
制限時間内に教室にもどり、次回以降のレポート作成のミーティングをして、本日の授業は終了。
京都らしさとは何か。
はたしてネット検索で導き出した答えが本当の「京都らしさ」なのか、、、
はじまったばかりの「京都らしさ」を探す旅。
視覚技術の発達やネット全盛の時代に生まれ、世界的にも注目される国際都市「KYOTO」に住む彼女たちが
「京の町歩き」の授業で改めて提起された「京都とは?」という問題への解答。
それが未来の京都の「新しい魅力」になるんだろうと予感した今日の一コマでした。
(広報:上野)