令和2年度 卒業証書授与式
寒緋桜が目に鮮やかなこの頃、3月5日(金)に卒証書授与式を挙行しました。251名の生徒が本校を巣立ち各々の進路に歩んでいきます。
緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ新型コロナウイルスについての対策が求められている中、参列者の制限や換気等に最大限配慮したうえで、式典内容を精査し、卒業証書授与式を挙行いたしました。
緊張している生徒、嬉しそうな生徒、楽しそうな生徒、そして寂しさを感じている生徒たち。3年間のそれぞれの思いに満ちた表情が会場に溢れました。
その卒業式の会場で校長先生は次のように語りました。
「変化の激しい時代において、生きる技術とは、目の前の課題と向き合い、自らの力で解決する心の技術です」と。
これからの時代は、今までの当たり前でなくなる時代。個人の自由度が増す代わりに、環境を言い訳にできなくなる時代になるということ。現実を見据えた言葉は、コロナウイルスの影響を受けた卒業生たちの胸にぐっと刻まれました。
そして、「もし人生で迷った時があれば本校の校訓である『誠実・忍耐・温和・勤労』を思い出して行動の指針にしてほしいと、校長先生は卒業生にエールを送りました。
続けて在校生の送辞。2年生の中川花音さんは「先輩を目標としてきた」「コロナウイルス下であっても新しい発想を生み出す先輩方に関われてよかった」と、自分が3年生と関わってきた中で感じたことを述べました。
卒業生の答辞。斎藤栞菜さんは、3年間の歩みと、最後まで見守ってくれた先生方、保護者の皆さんに向けての感謝を述べ、卒業証書授与式の掉尾を飾りました。
たとえ、変化が激しい世の中であっても、本校で学んだ知識、結んだ絆、そして「きっかけ」をつかもうとする心があれば夢に向かって進んでいけるでしょう。
卒業生の皆さん、おめでとうございます。
そして、それぞれの未来に向けていってらっしゃい。
洛陽総合高等学校 校訓(校長式辞より)
誠実・・・自分の心に素直に向き合い、受け入れること
忍耐・・・志に向かって諦めず、実現できるまで耐えること
温和・・・想定外のことが起こっても、受け入れ、穏やかな心でいること
勤労・・・社会人としての人格の完成