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【年賀式】「やりたい」を形にするその方法とは

 新年を迎え、令和3年度の洛陽総合高校の1年もいよいよ大詰めを迎えました。
 残された3か月間を過ごす上で、全校集会で校長先生が生徒たちに話されたことを今回はご紹介します。

 校長先生は「やりたい」という気持ちをどうすれば実現できるかという方法をお話しました。
 実は冬休み前に、「自分自身の声を素直に聞く」というメッセージを生徒たちに伝えていた校長先生。今回のお話は、その答え合わせのような形で進んでいきます。

 「自分自身の声を素直に聞く」ということは、本校の校訓にもあるように「誠実」で、嘘をつかないということ。
 それができると「本当にやりたいこと」に向かって、大小にかかわらず目標を立てて、実行できるとお話しされました。

 ここで重要なことがあります。
 それは校訓にもある「忍耐」と「温和」です。

 実際にやりたいことができたとしても今の自分の能力との「ギャップ」が発生することがあります。こうなると、イライラしたり不安になったり──そして諦めたりという流れが生まれてしまうこともあるでしょう。

 校長先生は、この時に「素直ではなくなっている」と生徒たちに伝えます。
 「最初にやりたいと思った直感があったのに、それを大切にせず諦める状態」を作ってしまっていると指摘されました。これは自分に誠実ではなく、自分と向き合うことを避けている状態である、と。

 だからこそ「忍耐」と「温和」が重要になってきます。
 「やりたいという気持ちに純粋になったら、諦めない」という「忍耐」
 そして「すぐにできない自分」を受け入れるという「温和」さ。

 まずは自分に「誠実」に、そしてやりたいことを見つけたら「忍耐」と「温和」が人生を豊かにする上で、とても大切な教えであるというメッセージを年始にあたって、生徒たちの心に言葉を投げかけました。