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令和4年度 卒業証書授与式 -校訓を胸に秘めて-

令和5年3月1日(水)、天気にも恵まれ、気持ちの良い気候の中、卒業証書授与式を行うことができました。


3年間の学びを経て迎える卒業式。生徒たちも様々な思いを胸に会場に入場しているのが伝わってきました。

本校を巣立つ生徒たちに校長先生は式辞で次のようなエールを送られました。

「本日、卒業式を迎えられた皆さん。誠におめでとうございます。

皆さんの学校生活はコロナウイルスの影響で入学前に期待していたものとは大きく違い、様々な学校行事が変更・中止を余儀なくされてしまいました。私としてもとても心苦しい気持ちでいっぱいでした。
ただ、その一方でコロナウイルスが私たちに教えてくれたことがあります。
それは、自ら考えて動くことの大切さです。
誰かに与えてもらうことを期待するのではなく、自分から動いて何かを生み出す。
何もないところから何かを生み出すということは、人生を切り開くためにとても重要な資質・能力であると思います。
ここに集った皆さんはコロナ禍の中でも自ら動くことで学びを深めてくれたのだと思います。

これからの時代は良くも悪くも急激に物事の変化が生じると思います。
このような時代だからこそ、不確かな答えを探し求めるよりも、信じられる自分自身を自ら育んで行くことのほうが幸せな人生の近道になるでしょう。

本校では土屋せい先生が創立されて以来、「誠実・忍耐・温和・勤労」を校訓としてきました。
自分自身に対して誠実になり、自分が本当にやりたい事を見出す。
その志に向かって諦めず、実現まで耐える。そして、想定外の事が起こっても受け入れ、穏やかな心でいること。
そして誠実・忍耐・温和の3つを胸に秘めることで社会人としての人格が完成されます。

卒業にあたり、あらためて皆さんにこの校訓を心にとどめていただきたいと思います。
人生で迷ったときに拠り所となる言葉になるでしょう。

どのように生きていくか。それを自分自身に問い続け、これまで以上に視野を広げ、自己を磨き、志を貫徹されることを期待しています。」



式を終え、会場を後にする卒業生たちの姿は、3年前の入学した頃のそれと違い、立派に成長した姿を見ることができました。
洛陽総合高等学校で学んだ事、共に過ごした友人を大切にし、校訓を胸に秘め、夢に向かって前へ前へと歩んでいってください。