「産業社会と人間」伝統産業探究講座
総合学科で学ぶ生徒が必ず履修する科目「産業社会と人間」。
「心が動くような体験をすること」を通じて自分自身の声を素直に聞いてほしい。人生のきっかけになる体験には、必ず喜怒哀楽が伴います。それを丁寧にふりかえり、自分自身の言葉で記録に残すことが大切です。
さて、今回の「産業社会と人間」。
「地域の仕事をする人の思いを知ろう」というテーマのもと、「伝統産業探求講座」を行いました。
京都の名だたる伝統産業に関わっておられる方にお越しいただき、業務内容、分野の説明をお話しいただきました。世界にむけて、グローバル展開している伝統産業のことや、今後の課題などについてもお話を聞くことができました。
受講後の生徒の感想です。
「造園業の歴史や抱えている課題を分かりやすく説明していただきました。造園業のなり手がいない現実を知り、伝統を絶やさず継続させる難しさがあることに気づきました。」
「日本の着物文化が世界を舞台に新たな文化を作っていることを知れた。日本の着物や帯が世界に求められていることは分かったけど、自分の中にはまだ実感がもてない。機械では再現できない手作業の技術の素晴らしさを感じられた。」
「和食や京料理のグローバル化という話があったが、自分たちが生きている間にもっと大切になってくると感じたし、国内だけにとどまるのではなく、海外に目を向けて働いていくことが伝統を続けていくことだと分かった。」
―今回ご協力いただきました事業所様―
植彌加藤造園 株式会社様
京都陶磁器 協同組合連合会様
株式会社川島織物セルコン様
招德酒造 株式会社様
株式会社 美研繊維様
たん熊北店 様