物事における基礎基本。皆さんはしっかり守り続けていますか？
様々な分野でこの基礎基本は、とても大切な教えであり、それを守り続ける強い意識を持つことが、成長実感へ繋がっていきます！

後期の始業式にあたって、校長先生は生徒たちに「基礎基本を大切に」ということをお話しされました。

「何かを始めるとき、多くの場合、基礎基本から教わることになるでしょう。しかし、この基礎基本を守り続けることが一番難しいと言われています。」

勉強を例にとって、基礎基本を考えてみます。

「勉強ができるようになるには、極めてシンプルな基礎基本の考え方があります。それは、『自分のできないところをはっきりさせて、できるようになるまで訓練を積む』というものです。勉強だけでなくスポーツや芸術活動、さらには趣味にも適用できます。この大原則を心掛ければ必ず上達します。」

「しかし、実際に取り組んでみると『自分のできないところをはっきりさせる』ということが難しいのです。勉強において、何がわからないかがわからないという状態など。」

「こういった場合、経験量や練習量が足りていないことがみられます。あるいは、『できない自分』を見たくないという感覚に陥ってしまっているのです。」

では、どのようにして基礎基本を大切にしていけば良いのでしょうか。

「まず、物事の基礎基本は何なのかを知ることが大切です。しっかりと振り返り、確認することを皆さんに意識してほしいと思います。基礎基本の考え方がはっきりとわかったら、次は、いつもその基礎基本が出来ているか、自分に問いかける強い意識を持ち続けてください。」

後編に続く